Pacific Carrymeに施してきた改造のおはなし

まだ買って一週間のPacific Carryme。そのカスタマイズ話です。

ほんとは一つ前の聖地巡礼日記前に書きたかったのですが感覚を忘れないうちにあっち書きたくて順番逆になってしまいましたが今のうちに書いておきます。正直買って4日目くらいには今回の記事の内容全部終わらせてた感じです。 
 

極小径のフォールディングバイクということもあり、速さを追求せず第一に「見た目」、第二に「快適性」を考えてます。
今までのシクロクロスやロードレーサーと違って速さとか軽量化とかまったく考慮しないであれこれ考えるのがめちゃめちゃ楽しいんだなコレが。

手のかからなかったアテナちゃんと比べルポちゃん以上に手間のかかるやりがいのあるコです。
 
Carrymeが小さいおかげでほぼ自室で作業してるので後ろにいろんなもんが写り込んでますが気にしないように。
■サドル:TIOGA Primp Saddle
八十○高校仕様のオサレサドルを見つけたので衝動買い。ぺよんにハマってから千鳥格子見るとついつい買っちゃうよね・・・。

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サドル自体もふかふかやわらかくてとってもオサレ。

あ、でも先端のほうがけっこう固いから座る位置気をつけないと勃たなくなっちまいそうです。

 

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さらに千鳥格子マスキングテープでサドルまわりもちょこちょこデコりました。
マスキングテープを提供してくれた嫁(仮)に感謝。
 
 
■テールライト:ぶらさカエルLEDテールライト

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もともとついていた反射板を外してかわりに取り付けたぶらさカエルテールライト。光はぼんやり点滅します。くそかわいい。
衝撃と振動で落ちるのが怖かったので手のところは両面テープで貼りつけています。
 
■ステッカー:AOBAステッカー
アオバ自転車店5巻についてきたAOBAステッカーをCarrymeのドット模様のところに貼りました。 
もともと車体が白いため白のドット模様が全然目立ってなかったのでちょっとオリジナル感出そうかなと思い立ち決行。

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切り取って、宮尾先生のお達しの通りステッカー角をはさみで丸く切ったとこ
 
場所決めてぺたっと貼って、タイヤレバーの丸くなってる部分でゴシゴシこすって気泡を抜いて完成。

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違和感ない。峠工一さんのハンドメイドっぽい感じになりました。
 
■グリップ:ERGON GP2 ロング/Lタイプ
初期グリップがあまりにもボツボツしており体重乗せたりすると路面からの衝撃が痛かったので定番と言われているERGONの平たくなってるグリップに交換しました。

しかし初期グリップを外すのが大変な苦行でした・・・外れない!!
 
以下グリップ交換までの一連のあれこれ
 
てこの原理でエンドキャップを取り外し、

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さらにグリップとハンドル部分の間にマイナスドライバーをつっこみ

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なんとかじわじわと抜こうとしますが30分くらいひっぱったりドライバーでぐりぐり格闘してもわずか1,2cm程度しかずれてません。すでに全身汗だく。
 
いろいろ調べると中に空気注入するとすぽっと外れるみたいな記事はあったのですがうちにあるのは仏式と英式のフロアポンプくらいなもんです・・・無理無理。

しかし30分も格闘していればいろいろ気づきます。無理に先端方向へ引っ張ろうとするとグリップのゴムが伸びて余計ぎゅっぎゅっと締まることに気付きました。そらがんばっても無理だ・・・。
 
そこでハンドル中央側グリップ先端をひん剝くように引っ張ります!すると伸びてたゴムが収縮するようにちょっとだけ外側に押しやれました。
様々な試行錯誤の末辿りついたやり方が"グリップの両端を交互に外側へ引っ張る"こと。さらにひねりを加えたりすると効果的でした。
 
先端部分を外側に左にねじるように引っ張ったら(グリップが伸びて)今度は中央側を左にねじりながら引っ張ります(グリップが縮む)。
ねじり方も右、右、左、左・・・と交互に全力で。手は真っ赤に、蒸してた部屋での作業ということもあってだらだら流れる汗がやばかった。ヤビツ登ったときですらここまで汗かいてないレベルです。

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外すとこんな感じです。所要時間およそ1時間半。
 
そこでこれを付けます。

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ERGON GP2 ロングサイズのラージ(握る部分が広いタイプ)

 
そのままハンドルへグリップを押し込みバーエンド部分のネジをアーレンキーで締めるだけの簡単取り付け。
 
ところがどっこい!
 
いきなり深刻な問題にぶち当たりました。
初期グリップと比べてERGONのグリップが約2cmほど長かったため固定できないという問題が発生!
いくら締めても握って体重かけると簡単にずるっとハンドルが動きます。ハンドルがこれじゃやばい!
「ロングサイズじゃなくショートサイズにしときゃよかった!!」と思ってもアトノマツリ!!
 
よくみると当然といえば当然ですがハンドル部分が短すぎてグリップの端の方まで届いてない。これじゃいくら締めても固定されないはずです。
 
そこでどうしたもんかと思考を巡らせ二つの解決方法を思いつきました。
  1. グリップ自体をカッターなどで切って短くしてしまう。
  2. ブレーキを中央側へずらしてグリップを長く押し込めるようにする。
とりあえずいきなり1を決行するには失敗したときのリスクがあまりにも高すぎたのでまずは2のほうからやってみました。
 
ブレーキを固定しているネジを緩め、めいっぱいグリップを押し込みます。するとグリップは奥までしっかりねじこめました、が、ブレーキの位置がリリースにぴったりくっつくまでハンドル中央寄りにズレました。予想以上にグリップが長かった模様。
その位置でまずグリップを固定したら先ほどとはうってかわってしっかりがっちり固定できました。体重をぐっと乗せてもびくともしない。無事成功!
さらにブレーキをすばやくかけやすいようブレーキレバーの角度を上にめいっぱいあげました。デフォルトの状態よりハンドルまわりの操作性が格段とあがった気がします。反対側も同様に装着します。

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最終的にこんな感じ。リリース部とブレーキレバーがぴったりくっついた。
でも逆にシンプルになってよかった。
 
実際これで先日20km以上走ってきましたがすごい走りやすい!
以前の初期グリップと比べるとメリットしかない。
  • 石畳の上をガタゴト走っても手が痺れたりしない。握りやすい。
  • バーエンドがあるおかげでポジションを変えたりできるし坂道も登りやすい。
  • 折りたたんだ状態でブレーキワイヤーにバーエンドをひっかけておくことでハンドルが飛び出さないですごいコンパクトに出来る。
  • その辺に買い物行ってもビニール袋をバーエンドに引っ掛けておくことが出来る。(若干危険なのでよい子のみんなはマネしてはいけない)
バーエンド有りのと無しのとですごい迷いましたがバーエンド付きにしておいてほんとよかった。
正直グリップ交換するのにどんだけ長い記事書いてんだって話ですよ・・・。
 
以上です。
ちなみにフロントライトはジェントス閃を、サドルバッグはSCICONのを、さらにミノウラのiPhoneマウントを流用して完成になります。
Carrymeはハンドルが細いのでミノウラの固定具はSサイズのやつじゃないと嵌められません。SサイズもMサイズも揃えておいてよかった
 
もうすでに世界に一台のオリジナルCarrymeになってます。
もっといろんな観光地をこいつで巡りたいです。

つり球聖地巡礼ポタリング

 

今回はいろいろ書く予定を変更して6月14日に行ってきたつり球聖地巡礼江ノ島ポタリング日記を書いていきます。ブログ用ブログ用言いながらすごいたくさん写真撮ってきたので選別が大変です。

 

Carrymeを買ってやりたかったこと、「電車で観光地行ってポタリングする」を買って一週間経たずに決行しました。ケリィちゃんと初デートです。仕事?こんな天気のいい日に働いてられるか!!

 

いつもの通り武蔵小杉まで走って、折りたたんで、輪行袋入れて電車で乗り換えなしで鎌倉へ。

 

鎌倉駅前でCarrymeを組み立ていざ江ノ島へ向けて出発。

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由比ヶ浜あたり。手前の赤いのが連れので奥でドヤ顔してるのが自分と愛車のケリィ。

ここ最近の曇ってー雨降ってーな天気が嘘のような快晴っぷりである。

 

青い空、白い雲、涼しい潮風、走っていて最高に気持ちがいい。まさにポタリング日和。

そいえば砂浜で夏に向けてたくさんの大工さん達がちょうど海の家を建ててた。1年ずっと建てとくわけにはいかないのかねぇ・・・。

 

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ラーラーラーーーララララーラーラー♪ラーラーラーーーララララーラーラー♪(脳内BGM:勝手にシンドバッド

 

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この辺もつり球で出てたなぁなどと思いながら写真撮りつつ

 

江ノ島到着。

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つり球!って感じの一枚。左に見える橋が弁天橋

 

この辺OPで4人が踊ったり作中でハルが手すりの上歩いてたりしてたなぁとしみじみ。ほんとそのまんまだった。向こうにはスカーーイツリーー(違)も見えてます。

 

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橋渡っていったところにたもっちゃんち発見伝。鳥居がチェレステカラーや(どうでもいい)

 

さて、ポタリングということもあって特に目的も何もなくとりあえず「つり球聖地巡礼すっか」なノリで来てしまったためさぁどこいこうという感じになったのですがとりあえず連れが「岩屋行ってみたい」というのでじゃあCarrymeでいけるとこまで行ってみようという流れに。

 

検証:自転車で江ノ島岩屋までいけるか

上の写真で軒並みの間の細い路地をチャリ押して進みますと見えてきたのが江ノ島神社。

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OPのアレ。体が勝手に踊りだしちゃう。まんまだー

 

鳥居のところを右へ進み細い路地裏を進みます。

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木漏れ日が綺麗。横には海と湘南の街並みが広がっていました。

 

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階段が増えてきた。とりあえずケリィを持ち上げて運びます。

 

ちょうど昼時だったので上の写真で階段の上にあった江ノ島亭というお店で昼食。

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エノ!シマ!ドーーーーン!!

自分はじめてサザエを食べたのですが予想以上にサザエでした。親子丼の鶏肉をサザエにしました的な丼だったんですなー食べてはじめて知った(よく知らずに頼んだのは内緒だ!)

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このお店で座った席がまた絶景でまるで日曜の朝にやってる男子ごはんの食事してるような感覚。ウマーーーイ!!

 

腹ごしらえもすんで岩屋を目指します。いまだかつて江ノ島岩屋までチャリで行こうと試みた者が他におっただろうか・・・。

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御岩屋道

もうこの辺まで来るとほぼ階段ばっかりの道

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岩場が見えてきたところ

 

これはもう・・・折りたたんでしまったほうがはやい!!

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折りたたみ、階段は手で持って降りていきました。

 

そして・・・

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到着!!

 

検証結果:「例え自転車でもありえないところまで辿り着けてしまうんだ。そう、Carrymeならね。」(ドヤ)

さすがに岩屋の中までは持ち込まず入り口付近の邪魔にならなそうなとこに立てかけて中に入っていきました。

 

奥に進むとなんか手燭を渡されて暗い岩の中を進みます。

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 初岩屋体験。まるでFPS

アニメでも確かくらげ娘とユキとハルが話してたところだったと思います。

出たあとはそのまま岩場に出てみたり。

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ずいぶん遠いところまできたもんだ。

 

あとはまぁ適当にぶらぶらとポタリングを楽しみました。

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本当はあのシーキャンドルにも登ってみたかった。エルフェンリート思い出すね・・・。しかし自転車は折りたたんでも持込ダメよーと言われあえなく断念。

 

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そのままデスクトップの壁紙にしたいくらい綺麗に撮れた一枚。青い空と海と白いケリィのコントラストがすばらしい。(自画自賛)

 

島の端っこまでぐるっと行って江ノ島散策は終わりです。

ほんと自転車あるのとないのでは移動の楽さが全然違いますね。

あととにかくこのCarryme、目立つ!!!

何回おじちゃんおばちゃんにいいの乗ってるねぇと声かけられたかわかりません。

自転車で人との交流が生まれるのはたいへんいいことだと思います。

 

以下、写真がまだまだあったのでおまけ

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江ノ電鎌倉高校前駅。つり球と南鎌倉高校女子自転車部の聖地を同時に巡るハイブリッド感。

 

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鎌倉の大仏。小学校以来だから何年ぶりだろう・・・。

 

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 はやめの夕飯に玉子焼おざわで玉子焼き御前。信じられないうまさだった。口の中で玉子焼きがとろける・・・!

 

さらにおまけ

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あ、ユキ撮るの忘れたーーーーー!!!

 

Bianchi Infinitoに施してきた改造のおはなし

今回はBianchi Infinitoことうちのアテナちゃんに施してきたカスタマイズ話をしていこうと思います。
 

<基本部分>
■ペダル:TIME i-Clic Racer
まずこのInfinito、納車時にはペダルがついていませんでした。
高いロードは「どうせはじめからフラットペダルつけといてもビンディングにするんでしょ!!メイのバカ!!もう知らない!!」みたいな感じです。
(たいていの場合ロード買ったお店で一緒にペダルも買って納車前にお店の人がつけておいてくれるはず)
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自分はTIMEのビンディングペダルi-Clic Racerをつけました。
(LOOKのにするかTIMEのにするかすごい迷った)

[使用感]
はじめのうちはクリートの角度を間違えてつけていたせいで漕ぐたびにすぐ膝が痛くなってしまっていましたが正しい位置に調整してからは特に痛くなったりはしません。クリート角度大事!
SPDペダルと比較するとかなりがっちり広い面でシューズとペダルを固定できてしっかりペダルが踏み込めます。TIMEペダルの特性として固定してるクリート部分を起点にある程度かかとを左右に動かすことが出来ます。ShimanoのSPD-SLやLOOKのやつは使ったことないので比較は出来ませんがこの機構がけっこう楽です。
ですがクリートがボロボロになってきているせいか自分が全然上達してないせいかは定かではないですがいまだに3回に1回くらいはきっちり嵌めれない時があります。クリートがカチッと嵌まったと思ったらつま先が入ってなかったり・・・コツがつかめない・・・。
あとこのペダル自体は某海外通販を利用して買ったのですが店頭で買おうとするとTIMEペダルを扱ってる店が少ないこと少ないこと・・・。ペダルはあってもクリートがなかったり。そのため替えのクリートがなかなか見つからず探すのに苦労しました。(先日無事なる○まフレンドにて発見出来ました)


■ビンディングシューズ:fi'zi:k R3 G-fit
自転車のカスタマイズではないですがペダルと一緒に紹介しときたかったのでここに書きます。
自分が使っているのはフィジークのR3-G-fit。このG-fitというのは日本人向けのシリーズで日本人の足の形に合わせて作られたビンディングシューズです。

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[使用感]
とってもペダルを漕ぎやすいです。普通のに比べるとがっちり足を靴に固定するので履くのが若干面倒かな・・・マジックテープ2箇所、カチカチカチっと爪引っ掛けるやつで固定するとこ1箇所の計3箇所で固定します。靴幅も広いので痛くなりませんし安定してます。履いてて特に不満はありません。買うときお値段がちと高かったかな・・・。


■サドル:Selle SMP
Lupoに引き続きこちらもフィジークから変更。はじめフィジークのアリアンテという普通にかったら1万ちょっとするサドルがついててすごく漕ぎやすいし白とチェレステで全体の見た目もよかったんですが硬くて1時間も座っているとケツが痛くなってきてしまったので交換。ちょっと変わった形のやわらかめなSelle SMPサドルにしました。

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[使用感]
座ってまず思ったことが「気持ちいいいいいいい!!!」って感じでした。気持ちのいい合体です。
痛い痛くないどころか普通の椅子より座っていたくなる、そんな奇跡的なサドルでした。ケツを置いておくところがとてもやわらかい。
履いてたレーパンがJスポさんのハコガクレーパンだったんですがあれと相性がめちゃめちゃいいだけなのかもしれません。
とにかくしばらくこのサドルから変える気はなくなりました。買ってよかったSelleSMP。


<オプションパーツ>
■サイコン:Sigma 1909 STS
いろんなメーカーのサイコンを調査してこれにしようと決めて買いました。むしろLupoがCateyeのだったので別メーカーのにしようと。
計測できるのは時速、最高速度、平均速度、ケイデンス、平均ケイデンス、最高ケイデンス、走行距離、走行タイム、総合計走行距離、心拍数、最高心拍、平均心拍、消費カロリー、おまけにストップウォッチ機能や現在の気温も測れたりバックライトを点灯させ暗いとこでも見れたりとなんかいろいろついてます。
画面には常時ケイデンス、心拍数、時速の3つが表示されていて、その他にあと1つまで先に挙げた項目の中から表示させておくことができます。

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[使用感]
ルポにつけてるCateyeのとは雲泥の差というくらいの高機能高性能っぷり。走っているとき現在の心拍数がわかるというのはすごく助かります。ヒルクライムでは必須機能じゃないかな・・・。
強いて不満をあげるとするとたまにケイデンスがうまく読み取れてないことでしょうか・・・Infinitoフレームのチェーンステイがかなり特殊な形をしていてケイデンス計測器を本来の位置(チェーンステイの上部分)に取り付けられなかったので下にぶらさげるように取り付けざるをえませんでした。そのためサイコンと計測器の角度や距離がおかしくなってしまったせいなのかなと思ってます・・・(まぁいつもだいたいは測れてるのでそこまで気にならない)
あと機能の割に値段は安いのがすばらしい。


■サドルバック:SCICON エラン615ローラー2.1
せっかくBianchiなんだからサドルバッグもイタリア製のやつにしようと探してて見つけました。
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[使用感]
取り付けがまずとても簡単。取り付け具とバッグ本体に別れているのですが取り付け具の方をサドルのとこに固定してから(工具不要)そこにバッグを取り付けるだけ。取り付けはバッグを横向きに嵌めて90度ひねるだけという簡単さ。駐輪してチャリから離れるときはバッグ部分を90度カチッとひねればすぐ外して持っていけます。けっこう小さいヤツ買いましたが容量はSafemanの鍵と予備のチューブくらいは余裕で入ります。バッグの内側と外側に一本ずつタイヤ外すレバーがついてますがあんまり使えなさそう・・・ホントに緊急用かな。
 

■ライト:フロント-Knog STROBE+ジェントス閃、リア-Blackburnマーズクリック
まず夜道を走るには10m先(場所によっては5m)を視認できるレベルのライトを取り付けなければならないと法律で決まっています。
それを最近知ったためKnogのぺかぺか光るフラッシングライトだけじゃダメだなと考え、もともとルポで使っていたジェントス閃をInfinitoでも付けられるようライトホルダーだけ新調しました。(ジェントス初期のライト固定具ではInfinitoのハンドルが太すぎて取りつけられなかった)
常時点灯用をジェントス、点滅で存在アピール目的でKnogをつけて走ろうかなと思います。これで街頭のない夜道も安心。
 
リアのテールライトはBlackburnの赤いフラッシングライトを使っています。ライト部分がスイッチになっており、押したときのカチリって感覚が気持ちいい。
明るさ的には十分だし見た目的にもコンパクトで気にいってます。
写真は上のサドルバッグの下あたりについてるやつです。

■バーテープ:Bianchiバーテープチェレステ
ここはもう完全に見た目で決めてる部分。ずっと初期の白バーテープでしたが現在は気分転換にBianchi純正のチェレステバーテープです。
フィジークのマイクロテックスバーテープと比べちゃうととってもふかふかふにふにやわらかいので長時間握っていても疲れない感じです。 

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ちなみにハンドルのとこの白いやつがKNOGのフラッシングライト

 
■ボトルケージ:Elite
ここも見た目で。性能はおすみつきなELITEの白地にチェレステのボトルケージとチェレステ地に白のボトルケージをフレームの色に合わせて取り付けました。
これも気にいってます。(写真は上のバーテープの参照で)

 
自転車を始める前はBianchiだからってチェレステカラーはみんなが乗ってるし他のBianchi乗りの人たちと同じ色はなんかアレだし違う色にしようとかいってネイビーブルーのルポ買ったくせにすっかりチェレステ色に染まりました。恐ろしい・・・Bianchiブランド恐ろしい・・・。
まず遠目で見ても色だけで「あ、Bianchiのロード乗ってる」っていうのがわかる次元になってますからねうちのコ・・・。
 
はい、そんなこんなで以上です。もともとの完成度が高いとカスタマイズの余地少ない感じがしますね。ブレーキも交換しなくていいし!
 
改造はこれで終わりですが番外編に続きます。
次回はInfinitoの初期ホイール"フルクラムレーシング7"爆音ラチェット音清音化のためのグリスアップのおはなし、です!

MINI LOVE!!

「俺は自転車が好きだ!愛してる!だからこそ自転車のほうも俺を愛するべきだよねぇ!」

 と、言うわけで昨日になりますが国立競技場にて行われたミニベロ&フォールディングバイクの祭典「MINI VELO LOVERS FESTA '12」通称「MINI LOVE」へ行ってまいりました。

 

しかし運悪く関東梅雨入りに伴いあいにくの雨!!

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せっかくたくさん用意された駐輪場がガラガラです・・・。

自分たちが着いたのは10時半頃でしたがレース出場者とブース関係者以外の一般の方はそんなに来場してなさそうでした。

 

着いたときにはレースが行われており小径車とは思えないような速さで選手たちが競技場外周を疾走していました。 

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ちょっとぶれた

 

ひととおりブースをまわりさぁどうするかと迷っていたあたりなんと奇跡的に雨足が弱まり傘をささなくても平気なくらい小雨に!!

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 雨の弱まった会場。「おまわりさん、マルチです。」

あ、他にも初音ミクの方もいましてそちらの方は小径チャンピオンクラスのレースで2位になってた模様。すごい。

 

よしこれはチャンスと試乗登録を済ましいろんなメーカーが持ってきている試乗車で国立競技場のトラックをつっ走りまくってきました。

「こんなチャンス滅多にないんだからねっ!!」

 

小径車はメーカーや車種によって十人十色ってくらいに乗り味や性能が違うので乗り比べが楽しいです。小径車に限った話じゃないですけども。

 

以下インプレです。個人的な感想ですので参考までに。

そもそも"試乗"だけであって"試折りたたみ"が出来ないのでインプレといってもホントに乗ってみてどうだったかしか言えないんですよね・・・。

折りたたみ自転車はやはり折りたたみのしやすさやたたむのにかかる時間や折りたたんだ状態のコンパクトさや持ち運びのしやすさ、そういったところもまるっと含めて評価しないと意味ないと思ってます。いくら速くて乗り心地最高でも折りたたむのに30分以上かかって全然コンパクトにならず持ち運ぶのも大変、ともなればそれはもう折りたたみ機能のついてない自転車買えよって話です。

 

とりあえず評価項目いくつか作って星3段階評価でつけていこうかと思います。(※路面は雨でぐっしょりだったため晴れてる日の舗装路の感覚とはけっこう違います。)

■1台目:DAHON Curve D3

まずは有名どころのDAHONさんから。

グリップシフト方式3段変速の赤い子に。

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[感想]

  • トラックが雨でびしょびしょだったためズボンの裾が前輪の巻き上げる水しぶきで一気にぐっしょりに。しゃーなしだな!
  • 変速はとてもスムーズで一番重くするとそれなりのスピードが出せる。
  • すごく標準的な自転車。 
  • 一台目ということもありただハンドル握ってペダル漕いでるだけなのにすごい楽しかった。
  • 曲がるときハンドル操作が少し怖かった。ハンドルを曲げすぎてちょっと戻して、これがフラつくってことか。

スピード:★★

加速性能:★★

カーブ性能:★★

見た目:★★★

フォールディングバイクの枠を超えてちゃんとした"スポーツ車!”って感じでした。

このデザインでこの色は街中走ったらかなり目立つんじゃないかな。オサレ。

 

 ■2台目:BD-1 STANDARD

一度乗ってみたかった!!

自転車に興味のある方なら知ってて当然、有名なBD-1です。

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 [感想]

  • HAEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!(走りながら叫んだ)
  • インプレする暇もないくらい競技場トラック一周が一瞬だった。え?もう終わり?みたいな。
  • 雨でびしょびしょの路面を走ってるとは思えない圧倒的加速力。
  • 完全にその辺のクロスバイクと同じかそれ以上。
  • 速すぎて減速しないと大きなカーブが曲がれないレベル(当たり前)

スピード:★★★

加速性能:★★★

カーブ性能:★★

見た目:★★

毎度インプレのたびに思うんだけどこういうの乗ると「ずるい!」って思います。ずるい!すごい!

よく出来た折りたたみ自転車だなーーーって感じでした。

 

■3台目:BROMPTON S6L

 折りたたみ自転車といったらこれ!!ブロンプトン!!こちらもBD-1と同じく一度乗ってみたかった。

なんか変速はフロント2段、リア3段くらいだった気がします。カスタム車かも。

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 [感想]

  • 雨なので泥除けがうれしい。
  • ギアの変速の仕方が前の2台と比べると手元を見て操作しないといけない感じだったのがちょっと大変だった。(慣れれば見なくても出来ると思う)
  • 一番加速してる状態でコーナーに突っ込んでも減速なしでしっかり曲がれる。ふらつかない。今まで乗った小径車の中でカーブでの安定さはピカイチだった。
  • 加速性能、カーブ性能、どの面を見ても「安定してる」の一言。

スピード:★★

加速性能:★★

カーブ性能:★★★

見た目:★★

ブロンプトンが定番と言われ有名になった理由が乗ってはじめてわかりました。これはやばい。

BD-1をサイクロンマグナムとするとブロンプトンはハリケーンソニックって感じでしょうか。(歳がバレる)

 

 ■4台目:Tern Verge S11i

正直自分でも折りたたみ自転車業界に興味を持ったのはここ1,2ヶ月あたりからで聞いたことがないメーカーでした。

いったいどんなもんなのかと乗ってみてびっくりプロトセイバーエヴォリューションって感じでした。(細かすぎて伝わらない例え選手権)

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[感想]

  • 乗り味はとてもBD-1にそっくり。速い!
  • BD-1の加速性能、ブロンプトンのカーブ性能、そしてDAHON風の見た目、まさにいいところ取りの万能自転車といった感じ。(試乗車4台目ということもあり)
  • 泥除けがうれしい。
  • 驚いたことにチェーンがむき出しではない。最高に画期的だと思った。詳しくは以下写真参照。

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 スピード:★★

加速性能:★★★

カーブ性能:★★

見た目:★★★

もし自分がBD-1を買おうとしたらこっちを買うと思います。かゆいところに手が届きわたってる、そんな印象でした。

デザインもすごいオサレです。

 

と、ここまで試乗してきたところで雨足が強くなってきてしまいあえなくここまでです。

欲を言えば折りたたみじゃないミニベロのほうも乗ってみたかったかな・・・。 

 

いろいろ書いてきましたが折りたたみの性能をいれるとBD-1は重いしでかいし車でも持ってない限りたたんだ状態で持ち歩くのはちょっと・・・という感じですしブロンプトンも重かったりローラーでカートのように転がすのもちょっと大変そうな感じがします。DAHONもTernも折りたたんだときはそれなりの大きさがあると思いますし公平さをもってほんとに走ってみただけの感想です。まぁ自転車をどう使うかは人によって用途それぞれですよね。

 

そんな感じでレースの表彰式を横目にMINI LOVE会場を後にしました。来年もまた行きたいと思います!

Pacific Carry meを買いました!!

ちょうど先週の土曜日フォールディングバイクが欲しい!!みたいな記事を書いたのですが一週間悩みに悩んだ結果、今日再び横浜のGCSさんにお邪魔して買ってきました。

 

 

18時過ぎくらいに今から買いに行きます的な電話を嫁(仮)にしてもらったら、他の作業を後回しにして「一回バラして今から組み立ててきっちり整備して待ってます」と急ぎで準備してくれておりまして・・・ホントなんてお礼言ったらよいかわかりません。折りたたみ方法、展開方法も親切に教えてくれてサービスがすばらしいお店でした。しかも閉店20時なのに21時過ぎまで相手してくれまして・・・明日MINI LOVEなのに押しかけてすみませんでした。

 

そんなこんなで買ってきたのがこちらです。

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2012年モデル Pacific Carry me ホワイト

 

極小径折りたたみ自転車ですよプロデューサー!!

ちなみに変速なしのタイプです。

 

折りたたんだ状態はだいたいこんな感じになります。

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フォールディングバイクは省スペースなのがありがたい。

気づいたらどんどん増えていってしまいそうで怖いわ・・・。

 

思えばこの一週間本当に悩みました。5LINKSを買うか・・・、Carry meを買うか・・・。

 

こちらがCarry meのライバル5LINKS

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今週の水曜に世田谷のほうのローロというお店にお邪魔して試乗させてもらいました。

 

以下5LINKSのファーストインプレッション。どうしても先にCarrymeに試乗してるので比べてしまいます・・・。

そんな長い距離乗ったわけじゃないのでなんともいえませんがとりあえず・・・

  • タイヤが14インチのためCarrymeに比べると比較的安定している。段差にも強いしスピードも出せる。
  • 降りたたんだときの状態がけっこう幅があった。ちょうど前輪と後輪がぴったり重なるように折りたたまれるタイプなので本来のフレームの幅の倍くらいになってしまう。やっぱり縦折りがいいなと思った。
  • それなりに重量があった。というかCarryme軽すぎ。
  • 自分が折りたたみ自転車でやりたかったことを満たすためには電車で座ったときすっぽり足と足の間に挟んで置いておけることが前提だったので実際に乗って、見て、確かめて「よしCarrymeにしよう」と決めた。
  • スタンドがちょっと微妙な感じ・・・(ママチャリと同じような)
  • 折りたたんで立てて置いた状態の安定性はCarrymeとどっこい。どっちも電車内じゃ支えてないと倒れるレベル。

自転車としてしっかり安定しているのはいいんですが、そして他の折りたたみ自転車もたぶんそうだと思うんですが、いかにも普通な感じでした。普通なのは安定していていいことなんですがもうちょっと、こう、自分的にはじゃじゃ馬でもかまわなかった。

「あたい、普通過ぎる男ってダメなのよねぇ・・・」(煙はきながら)

そんな感じです。(何がだ)

 

Carrymeのときのファーストインプレッションはこちら↓にも書きましたが、

http://divetoceleste.hatenablog.jp/entry/2012/06/05/003236

極小径車ゆえにハンドル操作がかなりピーキーで今までに乗ったことのない未知の乗り物だったんです。Carry meは。

 

安定してない、段差にも弱い、速度も思った以上に出せない、故に乗っていて楽しい!

 

ママチャリ、Bianchi Lupo、Bianchi Infinitoに続く実に4台目の自転車でなおかつフォールディングバイクだったので変わった乗り味でよかったんですよね、"持ってる他の自転車と用途、乗り味が被らない"っていうのが個人的に自転車を買う一つの目安みたいになってますから。

(てかアパートの一室に所持しすぎな感ある。)

 

さっそく購入して帰り道、GCSから関内駅まで走り、輪行袋に入れて電車に乗り、武蔵小杉で降りてうちまで約5kmほど走って帰ってきました。(改札出たところで袋から出して展開してるときはもう目立ちまくりです・・・)

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関内駅ホームにて

 

まず輪行のしやすさですがこれを超えるフォールディングバイクはそうそうないんじゃないかなって思います。(ロードレーサーしか輪行経験ないのででかいこといえませんが)

軽い上に小さいローラーがついているのでカート感覚でカラカラカラカラ・・・と引いて歩けます。

階段も袋の中のシャフトを握ればバランスよく持ち上げて上り下りできます。

 

そして電車内で席に座ったとき足と足の間にすっぽり収まりなおかつ足は隣の人のほうにはみだしません。旅行用スーツケースなぞよりよっぽどコンパクトです。

網棚にだって置けます。(あげるのとおろすのめんどいのであまりやりたくありませんが)

 

初日の感想としては以上です。これからこの子を連れていろんなところをポタリングしてみたいです。

 

そして改造好きの身としては以下のカスタマイズを施していこうかなーと画策してます。

  1. サドルを白くてやわらかいのにしたい
  2. グリップを衝撃吸収性に優れているコンフォートタイプのようなものにしたい
  3. 後ろの反射板を外して何か変わりのリアライトを取り付けたい(いいのがあれば)
  4. アオバ自転車店についてきた"AOBA"ステッカーか"TOUGE"ステッカーを貼る

そんな感じでしょうか。

名前はCarry meだし"ケリィ"にします。汚れを知らない真っ白な感じなので。

ケリトゥグって発音しづらいよね。(無関係)

 

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ルポちゃん、アテナちゃん、そしてケリィをこれからもよろしくお願いします。

 

 

Bianchi Lupoに施してきた改造のおはなし-その3(シクロクロスレース編&ランドナー編)

今回のネタでLupoカスタマイズ編も終わりです。やっとこれを語る時が来たか!!という感じです。

 


シクロクロスレース編>
今年の2月11日、お台場で開催されたシクロクロスレースに出場してきました。

詳細なレポはそのうち書きますがその大会に出るために施したカスタマイズについてです。

一言で言って「余計なもの全部取って、タイヤをシクロクロスレース用のものに変えました。」
それだけです。
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出発が早朝だっため前と後ろにライトついてますがレース前に外しました。

ボトルケージ、サドルバッグ、iPhoneマウントやライトを外し納車した当時の状態に近い感じになっていました。
タイヤは凹凸の多い太めのブロックタイヤの32c、メーカーは忘れましたがとりあえず見た目はMTBが履いてるタイヤに近いです。

本当なら補助ブレーキ(フラットバー部分についてる予備ブレーキレバー)も取ろうかなと思ったのですがとりあえずそこはそのままにしておきました。
(実際のレースでもつけっぱなしの方はちらほらおりました。

追加じゃなく削減のカスタマイズなので予想以上に書くことがありませんでした。
以上オシマイ!


きっかけは、いつだったか単館上映の映画「僕たちのバイシクル・ロード」なる映画を観たときでした。
公式サイト:http://www.bicycleroad.jp/

大学卒業した男2人が900日をかけて7大陸を自転車で走破するというそれ以上でも以下でもない完全なドキュメンタリー映画。
「えーどんな映画なのーー気になるーーー!」っていう人はがんばってどうにかして観てください。DVD出てるので。
観たあとについったーで感想ポストしたら本当に本人から「観てくれてありがとう」的なリプライが飛んできたんですよね・・・、いかにも翻訳サイト使って訳した感じのが。いやーあれはうれしかった・・・ていうか暇してんのかなあの人ら・・・。

まぁともかくこれを観たときから「うぉぉぉぉぉぉぉ自分もルポを改造してツーリング行きてぇぇぇぇ!」と思っていました。
しかし長期休暇なんてそうそう取れないのでそれも夢のまた夢と諦めてもいました。

しかし!
 
来たる今年の黄金週間、4月28日から5月6日まで、間にある平日2日を休みにすれば見事9連休!(うちの会社は土日祝日休みの一般的なとこ)

こんな長い休暇滅多にないチャンスだ!!行くしかない!!そう心に決めてツーリング計画を練りました。
ツーリングレポはそのうち書くとして今回はその旅のキモとなる自転車について書きます。

まずランドナーというのは何かというとツーリング用の自転車のことです。
ほぼ絶滅しかけていて現在メーカーから出ているランドナーなんて本当に片手で数えられる程度の種類しかありません。
近年ではシクロクロス車やクロスバイクやMTBをランドナーに改造してツーリングに出かけるのがメジャーだそうで。

必要なものは何かというとまず第一にパニアバッグと呼ばれるキャリアの両脇に装着できるツーリング用のバッグ、そして肝心のそれを装着する用のリアキャリアでした。

下にランドナー仕様にしたときにやってきたカスタマイズについて書いていきます。

■タイヤ
4月半ば時点でしたが未だに2月のシクロ仕様のタイヤだったためランドナーにする際、初期についていた32Cの太いタイヤに戻しました。
理由は以下
  • 凹凸の多いオフロード用のタイヤはオンロードになるとグリップ力が下がるため
  • 25cの細いタイヤでなく32cの太いタイヤなのはリアキャリアに重い荷物を載せるため
  • 細いと空気がすぐ抜けてしまうし何より段差にも弱く転びやすい
  • 長距離を走るため耐久力がいる
・・・etc.

結局現在もタイヤは初期タイヤをつけています。ぐるっと一周してしまいました。
なんだかんだでいろんな太さと種類のタイヤが揃っておる我が家・・・。


■トップチューブバッグ:pochitt
サイクルベースあさひオリジナルブランドの低価格で買いやすいトップチューブバッグをツーリング前に買いました。
なぜこれが必要だったかというと走行中常にiPhoneでナビを表示させておくためバッテリーが不安でした。
そこで走行しながら携帯バッテリーでiPhoneを充電すべくハンドル付近になんらかのバッグが必要だったためです。

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[使用感]
これがまた便利で使いやすい。開閉はマジックテープ式でいろんな小物が入るよっ!\バリバリ!/って感じで。
ミノウラのiPhoneマウントでiPhoneをハンドル上に固定し、そこにバッグ内のエネループからケーブルを出してつないで充電というなんともスタイリッシュな感じ。
ツーリング時はバッテリーのほかに補給食とか入れて走ってました。

ツーリングから帰ってきてからも普通に走るときに重宝してます。ルポでもInfinitoでも使えるのはえらい。
 
■リアキャリア:tubes Disco
ルポを買ったときは全然気にもしていませんでしたがよくみるとルポにははじめからダボ穴(リアキャリアを取り付ける用のネジ穴)がついていました。「やったー普通にリアキャリアがつけれるぞーーー」と喜んでいたのも束の間、調べていたらこのルポのクイックリリース上に付いているダボ穴、耐久性がないに等しくリアキャリアなど絶対に取り付けてはいけませんということが書かれたサイトを見つけてしまいました。負荷をかけると穴ごとフレームから取れると。
 
ショックを受けていましたが同じサイトでルポでもつけられるリアキャリアも紹介されており「ありがたやありがたや・・・これで旅に行けますですじゃ・・・」と通販で購入。
(話書いててなんかうまい商売にひっかけられてるみたいになってるけどね、違うからね、重いの乗っけるとマジに外れるらしいんだよ。だってあれ後からおまけ程度に溶接でくっつけただけだもんどう見ても!cv.杉田)
装着の仕方は専用のクイックリリース(タイヤに通すシャフトみたいなやつ)にリアキャリアの穴を通して固定する感じで耐荷重は25kgまで。
下はよしとして上の固定は仕方ないのでフレームのリアブレーキ近くについていたダボ穴を利用し無事装着できました。
(下ほど負荷はかからんから大丈夫だろうという感じで・・・実際大丈夫でした。)
 
単品で写真撮ったらあまりにも地味だったので下の方に装着した写真載っけときます。
 
 
■パニアバッグ:オルトリーブ製のやつ

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パニアバッグはオルトリーブ一択でした。完全防水でこのバッグ持って川の中入っても中には水一滴入らないくらい優れもの。(らしい)
バッグの継ぎ目は縫うのではなく溶接してくっつけてるとかなんとか・・・。実際雨の中走っても全く中の荷物は濡れてませんでした。
容量もたくさん詰め込めて、使わないときはかなり小さくたたんでおける、汚れも付きにくい、キャリアへの脱着がとても簡単・・・オルトリーブ万歳です。
 
以上のもろもろアイテムを装着した感じがこちら↓
 

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後ろの子はツーリングに行く気満々のばにちゃ。当然置いていきました。
 
 
以上でルポカスタマイズ話は終わりです。長かった・・・!9000文字くらい書いた・・・。
自分は自転車に乗るのと同じくらい自転車いじりが好きみたいでその点についていえばルポは本当いじりがいがあって楽しい自転車です。
 
来週はInfinitoのカスタマイズ話でもしていこうかなーって思います。

Bianchi Lupoに施してきた改造のおはなし-その2(オプションパーツ編)

前回からの続きですが別にどこから読んでも構わない感じに書いてます。
 

<オプションパーツ編>
今回は我が家のクロモリシクロクロスことルポちゃんに注ぎ込んできた数々のあったら便利なアレとか見た目がよくなるソレとかそんなオプションパーツ類について紹介していこうと思います。

■バーテープ:フィジーク メタルブルー
バーテープはピストでもない限りドロップハンドルになくてはならない必須オプションですが一応ここで紹介しときます。
汚れてきたら新品に巻き直すためこれは消耗品です。
あと全体の見た目にかなりでかい影響が出る部分で個人的には最も色に気を使いたい部分です。
グローブの色との組み合わせも意識して選ぶようにするといいかもしれません。
ルポのはデフォルトのビアンキ白バーテープから→フィジークシルバー→フィジークメタルブルーと変遷してます。

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現在の色はメタルブルー。
フレームと似た色で統一感があって気に入っているので次巻き直すときも同じヤツにしようと思ってます。

[使用感]
フィジークのバーテープに限った話ではないですがバーテープの材質にもいろいろ種類があります。
メジャーなのはウレタンのだったり、値段は高いですがコルク入りのものが柔らかくて評判がよかったり、なかにはレザーのもあったり。
自分のテープは穴あきのマイクロテックス製でけっこう安いです。フィジークの人気商品。
ウレタンやコルクのヤツに比べるとあまり衝撃吸収性は期待出来ませんがバーテープ自体がめちゃめちゃしっかりしてます。握りやすい、そして巻きやすい。
穴あきで通気性がいいと言われてますが握ったときの通気性とかよくわからないよね、ぶっちゃけ。(蒸れにくいと言われると蒸れにくいかも)
そしてなにより汚れが全然目立たないのがすばらしい。(替え時がわからん。)

iPhoneマウント:ミノウラ iH-100M
上のバーテープの写真でハンドル真ん中あたりについてるiPhone固定しておくためのやつです。
もしこれからロードのハンドルに取り付けたい方がいたらSサイズではなくMサイズのほうを買ってください。けっこう広い範囲で調整も出来るのでハンドル細くても大丈夫。Sだと高確率ではまりません。
 
[使用感]
重度の方向音痴なので遠出するときはiPhoneでのナビは欠かせません。走行ログをとるのにも使用しますし。がっちり固定してくれてよほどのことがない限りiPhoneもかっ飛びません。重宝してます。 

サドルバッグ:mont-bellのやつ
買った当時はTOPEAKのでかいサドルバッグをつけていたのですがサドル位置を調整してベストポジションを見つけたと思ったら今度はでかすぎてつけられなくなってしまい今は物置に・・・。
最初家の前の柱に留めておく用のでかい鍵しか買っていなくてどこか出かけるときにもそのでかい鍵を持って行く必要性があったため大きいサドルバッグが必要でしたが現在は鍵も小型の鍵(Safemanの)を購入したのでサドルバッグも小型化。
二つ目に買った下の写真のmont-bellのやつに落ち着いてます。
(最初から大きい鍵と一緒にお出かけ用の小型の鍵を買って小さいサドルバッグにしておけばよかったけどあの頃はまだ初心者過ぎた)

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バーテープ、フレーム、サドルバッグ全部濃いめのブルーで統一してます

[使用感]
現在バッグの中にいれているものは予備のチューブ、ヘッドライト、バックライト、Safeman(鍵)、全部けっこうそれなりの大きさですがきっちり中におさまります。収納性能は見た目通り。
サドルバッグの取り付け自体は簡単というか一瞬です。取り外しが若干コツがいるかも。
不満なのはサドルバッグ自体に取っ手(持ち運び用?)がついてるのですがそれがシートチューブ側にあり収納できず常に出っ放しで漕いでてたまに太ももの裏側にぺしぺし当たって気になります。
mont-bellさんはチャリ用品をちょっと扱ってる大手アウトドア用品メーカーという感じですが若干かゆいところに手の届かない商品が多い気がします。でもデザインや機能面はとても満足していて気に入ってます。(というか見た目で買った)
 
以下まとめて紹介

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■サイコン:CATEYE VELO WIRELESS+(写真左)
じめにルポちゃんを買った時にこれもつけておいてくださいといってお店の人につけてもらったサイクルコンピュータ。計測できるのはごくごく一般的なところだけでケイデンス心拍数の計測機能はないけっこう安価なやつ。
 
[使用感]
使った感じはいたってごくごく普通。はじめてサイコンをつけて走った時は弱ペダ坂道くんと同じく何かのコックピットみたいだーって感動しました。
これで計測できるものは、走行速度、走行距離、走行時間、平均速度、最高速度、消費カロリー、CO2削減量、総合計走行距離。
正直消費カロリーとCO2削減量は必要なかった。どうせならもう少し奮発してケイデンス計測機能付とかストップウォッチ機能付きとか買っておけばよかったなと思ってます。

■フロントライト:GENTOS 閃(写真真ん中)
これも初心者のころよくわからないまま「一番明るいのを頼む」みたいなノリで買ったライト。けっこうごつい。
ペカペカ点滅させたり絞って光の範囲広げたり狭めたり道の暗さに合わせて調整可能。単4電池3本使用の大喰らい。
 
[使用感]
めちゃめちゃ明るくて前からくる人まぶしくないかなってちょっと心配になるレベル。(いつもめいっぱい下向きに取り付けてます)
取り付け具がけっこう細めのハンドルしか想定していなくてルポの太めのハンドルに取り付けるにはけっこう苦労しました。(ハンドルのちょっと細くなってる部分にがんばってやっと取り付けられるレベル)
Infinitoのほうには取り付けられないのでなんか新しいヘッドライト買うか取り付け具をどうこうしてみるか現在思案中。
最近LEDフラッシングライトだけでは夜道を走ってはいけないという衝撃の事実を知りました・・・。(自転車で夜道を走るには10m先を照らして視認できるライトをつけておくことが法律で決まっています。めちゃめちゃあかるいLEDライトなら問題ないよ)

■バックライト:ダイソーで買った100円のやつ(写真右)
バックライトは100均で買ったでかい赤ライトです。暗くなってきたらサドルバッグから出してそのままサドルバッグに装着して走ってます。単三電池2本。ペッカペッカ光ります。

[使用感]
過去一回だけ段差で\ドンッ/とやったときサドルバッグからかっとんでいった以外はちゃんと使えてます。くそ明るく光るため視認性抜群。
ボタンの位置さえ記憶しておけば走りながらでもつけたり出来ます(あぶないのでよいこのみんなは止まってからつけよう!)
 
そういえばこの間夜道を歩いていたらリア側にホワイトのフラッシングライトをつけて走ってるクロスバイクの方を見かけました。
自転車は軽車両扱い、車と同じです。白のライトは必ず前に、後ろには必ず赤のライトをつけるようにしましょう。ここで言ってもしょうがないのだけど。
 
まだまだ長くなりそうなので携帯工具とか鍵とか携帯空気入れとかそういった"あったらいいな"レベルの小物類はまた別に紹介していこうかなと思います。(それ言ったらサドルバッグもサイコンもそうなんだけども)
とりあえず今回はここまで!!