シクロクロス車の本格ランドナー化①
「スポルティーフが欲しい!」
またかという感じですが持ってない自転車欲しい&乗りたい症候群が再発。
とあるチャリ屋の自転車ツーリングコーナーに置いてあったとあるスポルティーフに一目惚れしてしまい四六時中そいつのことが頭から離れませんでした。
まぁBianchiのAncoraってヤツですが。
あのダウンチューブについたギアシフト用のWレバー、昔さながらのランドナーバー、そして輝くクロモリフレーム・・・これが恋か。
しかし買ったら買ったで所持している(そして今1ヶ月に1度乗るか乗らないかというレベルでほこりをかぶっている)我が家のBianchi Lupoと完全にキャラ(用途)が被ってしまう。
強いていうならスポルティーフ買ったところで1年の間に何回乗るというのか、そういうレベルになるのはわかりきっているためそれでもなお欲しいのかとぐるぐるぐるぐる考えました。
そもそもスポルティーフとはなんぞやという方もいるかもしれませんが一言でいうとロードレーサーとランドナーの中間くらいにある車種です。(ちなみにMTBとロードの中間にあるのがクロスバイクとシクロクロス。)
現在ではスポルティーフ、ランドナー共々ほぼメーカー製のものは絶滅寸前で一昔前に日本で流行してた頃があるとか。
そこでいろいろ調べて知ったのですがスポルティーフは基本リアキャリアをつけない車種で(つけてる人もたくさんいると思いますが)つけてもフロントキャリアにサイドバッグまで。基本はハンドルバーバッグというまぁフロントバッグですね、それのみで走る感じのものということ。
これではせっかく持ってるTubesの頑丈なリアキャリアが無駄になってしまう。
じゃあどうするかとふと思いたったのが「じゃあうちのルポをもっともっとランドナーにしちまってはどうか」ということでした。
どうせ今はフルカーボンのinfinitoばかり乗っていてLupoで行けるところにはinfinitoで行っちゃうのが現状だったので完全に別の乗り物にしてやろうと。
ランドナーにふさわしいのはクロスバイクやMTBじゃない、はじめからカンチブレーキにSTIレバーにドロップハンドル、そして太めのタイヤ、未舗装路を走ることに向けて設計されたクロモリフレームのシクロクロスなんだと。それを証明してやろうではないかと。(強気)
ダウンチューブのWレバーでギアシフトすることを諦めつつまずランドナーに改造するには何が必要か。
シクロクロスをランドナー化するということですでに様式美もへったくれもない感じなので以前やってきたランドナー化の改造に加えてさらにプラスアルファの話になります。(というか以前やった改造ってただリアキャリアつけただけですな)
そもそもここ最近のランドナーという車種は「長距離ツーリングに最適化された自転車」くらいかなり広範囲な意味合いになっている気がします。
様式美に囚われ今ではなかなか手に入らないパーツで組んだ場合、例えばタイヤがダメになったときホイールが650cのサイズだったりしたら700cが主流となっている今代えのタイヤは大きい店でないとなかなか手に入りません。
様式美を重視よりも見知らぬ地でパーツがぶっこわれたりトラブルがあった時、近くの自転車屋などにあるパーツですぐリカバリーして再出発出来ることがなにより重要と言えます。
これが時代に合わせて進化するってことなのかもしれません・・・(ここまで前置き)
そんなわけでペダルもランドナー特有のトゥークリップ化せず現状のままシマノのSPDペダルで。普通に歩く分には不自由しませんからね。あとレバーもSTIレバーのまま、タイヤサイズも650cにしないで700cのまま。タイヤの太さは一応32c履いてますが28cにしようかなーと迷っています。
リアキャリアはすでにあるしパニアバッグもすでにある。
それ以外に必要なもの、必要な処置とは・・・?
①補助ブレーキ取り外し
まずはじめにLupoを購入したチャリ屋に持ち込み「フラットバー部分についてる補助ブレーキ外してけろ!!」とお願いしました。
正直最初から補助ブレーキいらなかったのですが外すのも面倒だったのでそのままにしてましたが今回心機一転するのにいい機会かと思いとっぱらいました。
なんとなくあるだけでフロントバッグを付けようと思った時選択の幅が狭まりそうだったので。あと使ってなかったので。
(外したほうがブレーキが効きやすくなるという人もいるそうな)
色々外し方について解説してくれているサイトはあったのですが下手に自分でやって失敗したら今度はチャリ屋に持っていけなくなる危険性もあったため(押していくには遠い)最初からチャリ屋に頼りました。工賃5千円程で外してもらえてありがたい。
Before
↓↓↓
After
②泥除け:クラナ シーライト700 35mm幅
マッドガード、フェンダー、呼び方はいろいろありますが泥除け。
去年琵琶湖のまわりをLupoで走ったとき痛感しましたが水たまりに入ろうがいまいが雨の中泥除けついてない自転車で走れば水がまきあがる。
前輪からの水しぶきで前が、後輪からの水しぶきで背中が泥だらけになりましたからね。
長距離を走り続ければそりゃ突然の雨に見舞われることもありましょう。長距離を走るランドナーにとって泥除けは必須装備だと思います。
ひとまず自分はクラナ製の泥除けを買いました。

curana(クラナ) フェンダー シーライト 20 35MM フロント/リア シルバー 365500
- 出版社/メーカー: curana(クラナ)
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③フロントバッグ:モンベル
四角い帆布な定番のやつでもよかったのですがSTIレバーから飛び出るティアグラのシフターワイヤーが邪魔してつけられなさそうだったのでうまくすっぽりワイヤー内側におさまりそうなものはないかなと調べてるうちにこれに辿りつきました。
予想してたより入口が狭い。 容量も3.5Lとなっていましたが真ん中部分が2.5L、両脇のスペースがそれぞれ0.5Lくらいずつかな?といった印象。
とりあえず今はデジカメと輪行袋が入ればそれでいいかな。

モンベル(mont‐bell) サイクルフロントバッグ 1130110 ブルーブラック/ガ BBGM
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④フロントバッグアタッチメント:リクセンカウルアダプタ&プレート
これはそのうち別記事で書きたいと思いますが今回リクセン化と呼ばれることをやってみました。
今まで見かけても特に気にかけずスルーしてたのですが調べてみたらその互換性やらワンタッチ着脱方式やらとても優れている商品なんだなと思いました。
ちなみにうちのLupoのハンドルは通常ロードより太めのものが使われていたので合わせてオーバーサイズのものを。

RIXEN&KAUL(リクセン&カウル) フロントアタッチメント 31.8 KF852
- 出版社/メーカー: RIXEN&KAUL(リクセン&カウル)
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⑤ボトルケージ:ミノウラ
プラスチックのボトルケージがけっこう塗装がはがれてきたので交換。
あと見た目アルミっぽいほうがかっこいいかなと。

MINOURA(ミノウラ) AB100 4.5 ボトルケージ シルバー AB100 4.5
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⑥サドル:BROOKS B17 SPECIAL
ランドナーといったら、そう、BROOKSのサドルです。(偏見)
別に今のサドルがダメというわけではないですしむしろ優秀な類ですし様式美とかそんなの関係ねえスタンスでここまできていましたが何事も形から入るマンとしてはこればかりは譲れなかった。
初めての革サドル。とりあえずウェスでオイルを表面に塗ってみたりしている。まだガッチガチなのではやく乗り回して馴らしたい。

- 出版社/メーカー: Brooks(ブルックス)
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⑦バーテープ:fizik バーテープスーパーライト
ほんとはバーテープも本革製のにしたいなーーと舐めきったことを思いつつ調べてみたら革製品というだけあって値段が7000円~10000円前後という、普段使ってる2000円もしないバーテープが3個も4個も買えてしまう値段に驚きました。
使ったことないんですがそんなにすごいんですかね革のバーテープって・・・!革だと消耗品じゃないということなのだろうか・・・。
ひとまず補助ブレーキを外す際全部バーテープを剥がして捨ててしまったので新しいのを買う必要があったので今までと同じヤツ(2013モデルになってパッケージが丸くなってて驚いた)を購入。
ちなみに色だけでもサドルと合わせるべくハニーブラウンを選択。

フィジーク バーテープ スーパーライト ハニーブラウン(BT01A40018)
- 出版社/メーカー: フィジーク
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あとフロントライトが問題ですがこちらも別に砲弾型やらハブダイナモ(ダイナモ化にまたお金がかかりそうという理由で)などは特にこだわりはないので電池式の普通にとりつけるライトでいいなと。
ひとまずこないだ買ったキャットアイのEL540があるのでそれをつけておこう。電池が切れたらコンビニで買えばいい。
唯一の心配事はこれ全部つけたらただでさえ重いLupoなのに重さどうなっちゃうの・・・ということですね。 ストラップが肩に食い込まないように輪行するときは考えないといけません。